このブログは色んな音楽の話をしているのですが、そんなことは偉くも何ともない。
「自分は移り気で『浅い』です」と触れ回っているようなもんだ。
何があっても、ずっと好きでいることが一番尊い。
何年もずっと好きでい続けたファンに囲まれたライブにしかない、ある特有の暖かな空気。そんなライブを、自分は幾つも知っている。
Black Albumしか持っていないニワカが、ご縁があってMetallicaのライブに行った時の話。
Billy Joel来日ライブによせて思ったこと。
タイトルはTIOTですが、J.Y.Parkファンミーティング動画の話。
今でも、思い出す。
Boys Planetが終わった後、所属事務所のRedstart ENMに戻り、Redstart Boysとして活動を始めたクム・ジュンヒョンのこと。
彼が、TIOTとしてのプレデビューを発表した韓国ファンミーティングと、正式デビュー前の最後のファンミーティングとなった来日公演で、泣いた時のことを。
彼が泣いた時、申し訳ないなと思ったんだ。
彼はBoys Planetのファイナルで大きなステージに立った。
大きなステージに立つ時に浴びる歓声の大きさや、舞台の眩さ、自分の見せ方、見られ方、受け取られ方。その時の高揚感。それらをすべて知っている。
自分はBoys Planetの最終回をちゃんと見たわけではなかったし、投票をしていたわけでもなかった。
でも、Boys Planetのファイナルステージと、今TIOTとして来日公演を行うZeppのステージの大きさが違うことぐらいはさすがに分かる。
一度は掴みかけた、モンスターグループZEROBASEONEの一員としてのデビュー。でもその夢とチャンスは彼の指から滑り落ちた。
「あんなに大きな舞台に立ったこともあったのに」と、彼が今を儚んで泣いてしまったのだとしたら申し訳ないと思ったんだ。
でも違う。今なら分かる。
Boys Planet最終回の感傷に浸り、堪えるように涙をにじませたジュンヒョンと、
Boys Planetが終わった後、Redstart BoysそしてTIOTのメンバーとして、ファンの前で糸がほどけるように泣きじゃくった彼の涙の意味が違うことを。
決して大きくはない会場。でも、Boys Planetが終わっても、ずっと彼らのことを見守ってきたファンに囲まれたライブ。
今なら分かる。多分きっと、会場の空気が暖かかったんだ。
ちょっと失敗しても、ちょっとぎこちなくても、全てを許してくれる暖かいファンに囲まれた空気だったんだ。
Boys Planetが終わった4月20日から、一年が経とうとしている。
TIOTをずっと追っていた人なら知っているはずだ。
クム・ジュンヒョンが凄く痩せたこと。そんなに痩せるほどたくさん練習し、サイン会という名のミニライブを数多くこなしたこと。ボイプラの舞台ではついぞ聴くことのなかった高音域をメインボーカルとして歌えるようになっていること。
ボイプラのBack Doorでは、ほんの少しのラップパートしか聴けなったキム・ミンソンの高音ラップの威力。LOUDでの最終ステージの時よりもずっと歌が上手くなっていること。
ボイプラのKill This Loveと比べても、ホン・ゴニのラップが数段イカツく、トーンが際立って上達していること。そしてホン・ゴニの歌声。
チェ・ウジンのダンスが上達したこと、思いもかけない柔らかな歌声を彼が持っていたこと。Man In Loveの時と比べても、音程とブレスが凄く安定するようになった。*1
他の音楽のことなんて全然詳しくなくたっていい。
TIOTのことだけに詳しければいいんだ。
TIOTをずっと見ていたあなたにしか分からないことがあるんだ。
「見てるよ」
「ずっと僕見てるから。あなたがちゃんとやっていることを」
*1:もう04ズに「매일 아침마다 (너의)」とからかわれたりしないぞw
REDSTART BOYS INTERVIEW EP.1 [ENG/JPN] - YouTube
インタビューEP1。4:42~ぐらいから。