ADEからTIOTの話（そんなことを考えるのはお前だけ）

最近またAly & Filaを聴いていたのです。

Aly & Filaの好きなライブといえばまずASOT950ユトレヒトが出てくるんだけど、

画像がクリア、音と同期した光と炎の演出がいいという動画としてのよさであって、音源・DJセットだったら他にもいいのが幾らでもあるもんな。追いきれない。

（Robert Miles「Children Remix」の後にUnbreakableを流していたのはどのライブだったんだろう。あれ凄い好きなんだけどな。UMFだったかな）

それでAly & Filaの動画を色々探していたら・・・

そうだった、ADEって10月の今頃やってるんだった。

ADE = Amsterdam Dance Event。今年は10/18～10/22開催。

イベントが多くて読みごたえがあり、読み切れない一覧ページ。

Pro（ライブ、カンファレンス、マスタークラスのワークショップ、展示入場の全日程フリーパス＋シンプルで使いやすそうな公式グッズの黒カバン、移動公共交通機関フリー）
Lab（公式カバンと交通機関フリー以外の全日程フリーパス）

のチケットは売り切れかぁ。そうだろうな。

ADE中にAMFが行われる。

開催期間中にはフェスティバルでのステージ披露だけではなく、各会場でのライブ、カンファレンス、ワークショップ、展覧会、イベント等が行われる。

大会場で行われるフェスティバル。名だたるDJが次々と登場する。DJ Magのランキング発表、No.1の発表表彰が行われるのもこれ。

今週末中継があるので急遽チャンネル登録した。

（※中継は日本からは2000人弱が見ていた。日中に見られる中継だったのに予想していたけど少ない。多分あんまり知られてない。チラ見したけど、ちょっとEDMに飽きていたっぽくてな・・・）

日本ではADEだったりスペインのSonarみたいなのって、ないよな。

夏の間は毎週末どこかで音楽フェスがあり、フェスはこんなに盛況ですっかり根付いているのに。

せっかくたくさんのアーティストが集まるのに、フェスのステージでパフォーマンスを披露するだけじゃなく、アーティストが何を考えてパフォーマンスを行い、何を意図してどんな機材で制作をし、自分が所属する音楽シーンをどう思っているのか、背景とプロセスを色々知ることができる絶好の機会だと思うのに。

あんまりみんな、そういうの興味ないのかな・・・

音楽って娯楽だけではなくて、文化であり、産業だと思うのに。

音楽の分野でモーターショーやゲームショウ規模のメジャーな展示会って、日本でやってる？町ぐるみで毎年行っているフェスだけじゃない包括的なイベントってやってる？クラシックだったらあるのかな。ライト層の自分にまで全然届いてないんだけど。まだアニメの方が文化産業の扱いされてるよね。

（KCONってYouTubeで残っている公式ライブ動画だけじゃなく、韓国のカルチャーに触れようというConcertとConferenceをかけている名称だと思ったんだけど、どんな感じと見に行ったらもうちょっとフェス寄りだった。

フェス飯の趣き、小規模な展示会、カンファレンスというよりはサブステージでのトークとライブ）

自分はサバ番を見ていると「この曲って誰が作っているのかな」と気になるし、同じ人が作った他の曲も知りたくなるし、

制作のプロセスと意図がよく分かるのでスタジオ動画も大好きなんだけど、

Boys Planet後も追っているTIOT（Redstart Boys）キム・ミンソンとホン・ゴニのラップ曲「Bungee」制作ビハインド。これも面白かった。

※この話はここでしています。

TIOTのライブレポを色々読んでちょっと複雑だったのは、

ミンソンさんが奏を歌った時、わざわざ日本で日本語の曲を歌うことを選んだ気持ち、奏を選んだ気持ちを語ってくれたのに、

そういうレポよりも、客席に降りてボールを投げる彼らの動画ばかりがいいねを集めて回ってきたこと。

彼らが見せたいと思って準備してくれたもの、ステージでの歌とダンスを見てあげようよ・・・

アイドルと書いて偶像と読むけれど、

自分の欲望ばかりを乗せて、可愛いとか対面イベントで手を掴んでくれたとかばかり、それは酷いよ、虚しいよ。あんまりじゃないか。