自分は、救われたんだ

自分が気に入って目を通しているXのアカウントの人は

誰ともつるまず、繋がりがないからこそ

アカウントを消してしまって、もう探し出せなかったり

自分が凄く心を動かされたポストを、翌日には消してしまうような

そんな慎ましい人ばかりなんだけど、

 

反省もせずに似た者同士で馴れあっているポストばかりが流れてくる中で、

昨日に目にして心を動かされた文章が、今日ずっと遡って読んでいっても、

どうも消去してしまったらしいと、

そしてそんな人に限って「文章が上手くなりたい」と書いていて、

じゃあもうこの自分のブログなんて・・・とそっと恥じ入るばかり。

(しかし自分は彼女と違ってずっと厚かましいので、そういう、自分の中で中々上手くまとまらならなかったものを、ずっと後になって昔の記事として置いておいたりするのだ)

 

 

少し前に救われたんだ。

一か月が経ったので、その後の気持ちを少し書いておこうと思う - 音のきろく

 

原子少年という台湾の男子グループドラフトプログラム。その番組に出演していた范范。

番組が終わっても、ずっと彼のことを追っていた。インスタやLineのオープンチャットまでは追えなくとも。

 

范范は「天才的なアイドル様」ではない。

原子少年が終わり、出演前よりもはるかに多くの人に知られ注目を浴びる中で、ゴシップ記事にもなり、恋愛疑惑、未成年喫煙などが取り沙汰された。

リアリティーショーで涙を見せたどころか、写真を撮られたこともあるし、それはパクりじゃないかという歌を自分の歌として歌っている。

 

彼がたとえ人から望まれる偶像を全うできなくとも、仕事として綻びを見せることがあっても、彼に至らないところがあっても、ステージに立つ資格までまだ奪われたわけではないと。

その生き様をステージで晒したまま、舞台の上の人としてまだ生きていってもいいのだと。

 

そしてそれは、そんな不完全な彼を、自分もまだ、気にしていてもいいのだと。

肯定された気がした。もう一度言う。自分は救われたんだ。