タイトルはちょっと煽りすぎました。
正確には「ワールドツアーの一環で、日本でのライブは数日&日本4大フェスティバルへの出演のみ」という日が遠からず来るかもしれない、という話です。
先日、コーチェラフェスティバルのラインナップが発表されました。
注目点は、YOASOBI、新しい学校のリーダーズ、初音ミクとか、
K-POPだとATEEZとか
88risingも今年も出演とか、この辺だったりするんですけど
沢田太陽さんの見立てが面白かった。
Xでつらつらと書いていたのをnoteの記事にまとめています。
沢田さんはロックに詳しいので、自分みたいにOrbitalだー、Charlotte de Witteだーで湧いたりはしていないのですが
結構手厳しいことを書いています。
「人種的に多様になったからといって、それは音楽のクオリティが上がった、という意味になるのか」
「推し」と呼ばれるアーティストが単に好きで他の出演者には目もくれないのではないか。ただ単に巷でかかって流行ってるから好きなのであって、音楽シーン全体に興味が果たしてあるのか。こうなってしまうと、フェスが昔から持つ理念とは大きくかけ離れてしまうんですよ。
ちょっと共感。「その国の音楽が好き」なのと「音楽が好き」なのって、ベン図でズレがあるよなーって思うことある。*1
あと自分があんまりコーチェラのラインナップに興味なかった頃って、ピッチフォークで評価の高いUSインディー、My Morning Jacketとかが出ていたようなフェスというイメージがあって。
・・・あ、話がずれました。YOASOBIの話でした。
YOASOBIは今までにビルボードチャートのチャートアクションに敏感な施策をとってきました。告知のタイミング、ライブ動画をupするタイミング等々。
Billboard Global 200 – Billboard
今見たらビルボードのグローバルチャートでアイドルは60位でした。
ビルボードジャパンチャートでもなく、USを省いたグローバルチャートでもなく、です。
自分がYOASOBIのライブというのを認知したのが韓国の音楽番組M Countdownに出演した時だったんですけど、
「夜に駆ける」の時もMステには出演したっぽい。しかしその時のライブ映像は当然YouTubeにはないんだなぁ。
ほんとこういうところよな、日本・・・
コーチェラフェスティバルはネット中継があります。コーチェラは複数のステージにわたってネット中継があるので、YOASOBIのライブ中継も大いに期待できます。
去年の紅白歌合戦、YOASOBI「アイドル」凄く話題になりましたよね!日本で。でも、その公式ライブ動画はYouTubeにはありません。
YouTubeにいつまでも公式でライブ動画が残るテレビ番組への出演と
全世界にYouTubeで中継される大型フェスティバルへの出演と
ライブ動画もYouTubeにはupされず、全世界で見ることはできない日本の音楽番組や国内フェスへの出演と
世界中のより多くの人に見て欲しいと思うアーティストならば、どちらをより重視するでしょうか、という話です。
今後はBABYMETALのように海外での活動比率を上げていくのか
Perfumeのように海外フェスへの出演や海外ツアーもするけれども、国内ツアーに比重を置いて国内の各都市を数多く回るツアーをより多くするのか・・・
分かりませんけどね。
*1:追記。別記事で「『多様性』とか言いつつ、ただ単に『売れてる名前が欲しいだけの偽善』」と躊躇なく喝破していて胸がすいた。あれだ何か、コーチェラに出ているK-POPやアジアアーティストって名誉白人感があるんだ。→2023/4/9追記。今年のコーチェラ見ました?まさかこの嫌な予感をこんなに早く思い知らされてしまうとは。こんなんもうLive Nationと一緒。誰が駄目と言うよりも、キュレーションに統一感がない。ラインナップの意図が分からない。その中で共通したものを無理やり探すと、欧米アーティストにない目新しさ=キッチュさをアジアアーティストに背負わされている感じもなー。売れ線とキッチュさしか認められないのか。