民度がいいなと思ったファンの話

コロナ禍でのライブというのは、ワクチン接種必須、マスク必須、後からクラスターが発生した時のためにライブ会場で携帯番号を教えるというものだった。

(だったなんて、もう遠い思い出みたいに話してる)

 

今日はそんなコロナ禍中にたった一度だけ行ったライブの話。

過去記事でちょっとだけ書いた、30人ぐらいしか観客がいなかったライブの時のこと。

こんな時こそ音楽を - 音のきろく

 

 

コロナでライブがなくなって、ライブに行く代わりにサバ番を見るようになるまで、アイドルのファンになったり推したりすることのマナーとか民度というのを知らなかったんだけど、

女性ファンが多い男性ソロアーティストのライブを見に行って「ああ、民度を気にするとか、民度がいい悪いって思うのは、こういうファンの素振りなのかなぁ」とちょっと思った、という話。

 

 

彼が地元のライブハウスに来ると聞いて、でもコロナでいつキャンセルになるかもしれないしなぁ、気が向いて体調がよくて当日券があったら仕事の帰りにちょっと寄ってみよう、ぐらいに思ってた。

 

会社からの帰り道を少し遠回りしたところにそのライブハウスはある。

ライブハウスの前を通ると、アクリル板の向こうでモギリをしているスタッフがマスクをして座っていた。

 

当日券を買って中に入ると、午前の部を見て、午後の部も見るつもりでずっといるらしき、お洒落をしてきたんだなぁと思う客が何人かいた。

コロナの時のライブって換気して下さいって言われていたから、一つのライブの時間が短くて二部制だったりしたよね。夜の部が始まるまで客は全員外に出て、その間に換気をする。

 

で自分は、気分が良かったら行くぐらいの気持ちで当日券を買って見に来た地元のニワカ客だったんだけど、

そんなニワカの自分に、しきりに前で見ろとすすめてくれた人がいた。

 

いや、地元で見るライブのよさというのは、当日券があったらフラっと寄って、地元のよく知った箱だから一番後ろで見たってよく見えるって知ってるし。

あなたこのコロナのご時世に、周りから非難されるかもしれないのに、わざわざ遠征までして見にきたんでしょ?

後ろでもよく見えるハコだって自分は知ってるから、遠征してまで見に来たかった人が前で見なよ。

 

・・・まぁでも、悪い気はしないよね。

この時のツアーのライブって公式でフルで上がってるんだ。

加藤和樹 Thank you for coming! 2 ツアー

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帝国劇場で豆ツブみたいに見えるであろう人がねぇ・・・もう二度とご縁はないかもしれないな。