音楽が聴きたくなる、そんなブログを書きたい

はてなブログで書いている人なら、今、柴那典さんの記事がバズっているのを目にしている人も多いのではないかと思う。

shiba710.hateblo.jp

 

自分はスピッツの曲は全然聴いてないけれど。

だけどこのアルバム「ひみつスタジオ」から、色々な曲の歌詞を引用しながら読み解いていった長い記事の最後に置かれた一節

「今朝、僕は公園を~」から始まる文章を読んだ時

強く心を動かされるものがあって、スピッツ「賛歌」を聴きに行った。

 

そして思ったんだ。

自分はこのブログで、ただただ自分の好きな曲やそうでもない曲について語る時に、概ねテンション高く文章を書いてきたように思うけれど、

音楽をネタにした文章が面白いブログよりも

このブログを読んだら早耳の情報が載っているという紹介ブログよりも

やっぱり、ブログを読んだら「面白いブログだった、終わり」じゃなくて、ブログに書かれていた音楽を聴きたくなるブログが書きたい。

「効果的な布教ってそういうものかな」って・・・・・・

 

 

難しい。

音楽理論やジャンルに詳しいブログや記事はネットやメディアにごまんとあって。そういう技術的なところから楽曲や演者の素晴らしさを語っている良記事はたくさんある。

ジャンルを網羅したニュースサイトやツイッターも多数ある。

 

そうじゃなくて。

テンション高く狂っているオタクの言い草、そんなに面白くてイイと思っているのなら、ちょっと見てみようかな、聴いてみようかな、というのでもなくて。

 

上手くいえないな・・・

自分にとってライブを見るということは、数多くライブを見る方じゃないこともあって、折に触れて思い出しては語る一生モノの思い出になるのだけれど。

好きな音楽を聴くことは、もっとすぐ傍らにあって身近なもので。no music no lifeではないsuch a small thingなもの。

暑かったり、寒かったり、ふと何か、些細な楽しいことや、気が塞ぐことを思ったりした時に、すぐそばにあるもの。

繰り返し聴いてはそのたびに、ベッドルームから過去にも未来にも西へも東へも思いを馳せることが出来るんだ。

 

「『コロナ』という時代があったね」といつか語られるようになるのだろうか。今、世界は無理やりにでも、元に、日常に戻ろうとしている。

n-miharu.hatenablog.com

でも自分にとっては、コロナ以前よりも旅やライブは一層贅沢なものになってしまった。金銭的に。