祭りのあと - 音のきろく

高等ラッパー3でホチキス君ことキムホジンが満面の笑顔で

「高等ラッパーはお祭りじゃないですか」って言うんです。

サバイバルオーディション。

そこでは、有名無名のたくさんの才能が集まり、色々な音楽が繰り広げられる。

まるで、コロナでなくなってしまった、かつて行われていた夏の音楽フェスティバルの代わりのように。

だけどサバイバルオーディションにあるのは

新しい人や新しい音楽との出会いだけじゃなくて。

自分の実力が届かなくて泣くこともあって。悲しい別れもたくさんあって。

それでも彼は楽し気に「お祭り」って言うんです。

あるいは、青春有你3での连淮伟のスピーチ。

青春有你で彼は惜しくもデビューを逃しました。

その時に「これからももっと大きなステージに立てるように頑張ります」と言って、セレモニーのスポットライトを浴びながら彼は去りました。

でもその後、青春有你3に出た彼は言うのです。

「あの時そういったけれど、あの時以上に大きなステージなんてなかったんだ」と。

LOUDでP NATIONからデビューが決定したコウキについてお知らせがありました。

LOUD終了から四か月後のことでした。

日プ1に参加しBUGBELのメンバーとしてデビューした北川暉についてお知らせがありました。

デビューから一年三か月後のことでした。

あなたたちのことを忘れていてごめんね。

スポットライトを浴びるということ。

花道を歩くということ。

眩しい光の後ろには濃い影があるということ。

サバイバルオーディションという眩しい光と影。