Boys Planetというブースト

2023年4月、韓国大型サバイバルオーディション「Boys Planet」の放送が終わり、番組でデビュー出来なかった参加者たちもその後、各々に動き出しました。

 

Redstart ENMから参加していた4名の練習生(クム・ジュンヒョン、チェ・ウジン、キム・ミンソン、ホン・ゴニ)がRedstart Boysとして韓国で初めてファンミーティングを開催したのが2023年6月10日。

そしてBoys Planetから一年、新メンバー、シン・イェチャンを加え、TIOTとして正式デビューを果たし、リードシングル「ROCK THANG」でのカムバック活動を終えたのがつい先日。

 

一年が経ち、あの6月10日を記念すべき日として懐かしむコメントがメンバー各々からupされました。

クム・ジュンヒョンとチェ・ウジンはbstageにコメントを残しています。

 

ただ、この同じ日、日本のファンにとっては苦い一日となりました。

 

7月に予定していた大阪公演の中止。

自分は愕然とした。「チケットが売れなかったんだ」と。

7月4日は平日だもんな・・・

自分の中に、バイアスがかかっていた。そのことに気が付かなかった。

 

自撮り、ショート動画、あるいは撮り溜めしたインタビューや出演動画など、毎日のように何らかの情報をupする、ファンを飽きさせない公式X。

そのことに反応するファンたち。

自分はTIOTは人気があるのだと思っていた。

自分がTIOTについてのコメントをたくさん見るのは、たくさんの人が彼らについて語っているのではなく、自ずから探しに行っているからだ。そのことに少しも気がつかなかった。

 

TIOTにはたくさんの熱心なファンがいる。

1人でCDを何枚も買うファンだったり、彼らが音楽番組に出た時には課金してでも投票するような熱心なファンが。

でもそれじゃダメなんだ。

CDは1人で何枚でも買える。でもライブのチケットは。

ライブのチケットを一人で何枚も買っても、彼らが夢見る大きな会場をたくさんの観客で埋めることはできない。

たくさんの人が一枚ずつチケットを買わないと会場は埋まらない。ライブで人気をごまかすことは出来ない。

 

Boys Planetというブーストはもって一年なんだとも思い知らされた。*1

Boys Planetを知らないファンを増やしていかないと現状維持すらできないんだ。

あんなにKCONのステージが話題になったはずなのに。Redstartだって勝算があったんじゃないのか。ただKCONは関東圏のフェスだったから、関西圏と温度差があったのかもしれないとも思ったりした。

そして、大きな会場のライブに来る殆どの人はサイレント・マジョリティなんだ。

ネットで毎日のように殊更に声を上げたりはしない。

 

 

・・・どうすればいい?

 

でも自分はやっぱり、自分の好きを語ることしか出来ない。

もっとTIOTのことが好きだったら全曲レビューとか出来るのだろうけれど。

でも、自分の中にないものは語れない。自分の中にある好きしか語れない。

*1:サバ番でのデビューグループが大体二年ぐらいの期間限定というのは、割と理にかなっているのかもしれない。ファンというものは移り気で残酷だ。