クム・ジュンヒョンの夢の続き

TIOTの曲の振り付けはTHE BIPSが行っています。

THE BIPS OFFICIAL - YouTube

BICO先生のインスタにはパク・ゴヌクやクム・ジュンヒョンが一緒に写っている写真がupされていたりもしました。

 

THE BIPS振り付けのTIOTの曲については、過去こんな記事を書いています。

n-miharu.hatenablog.com

Bicoさんを始め、彼らの良さをよく知っている人たちにこれからも振り付けをして欲しいという気持ちと、彼らを武者修行に出させて、つまり違う振付師集団と仕事をした後にTHE BIPSの振付に戻ってきて「こんな魅力もあったんだ」「こんなことも出来るんだ」と驚いて欲しかったりもしたり。中々悩ましい。

THE BIPSのそれとはかなり様相が違う振り付けといえば、これはもうチェ・ヨンジュン「En Garde」でしょう。

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改めて見直したけれど、リフトこそないものの滅茶苦茶難しい振り付け。

曲のストリングスパートにあわせた大きな振り。強い胸のヒットと上半身のウェーブ。

細かくステップを踏むところもあったり、

イ・フェテクのボーカルの見せ場「어김없이 네 자리가 항상 존재해」ではフイを囲むように他のメンバーが円になって回るフォーメーションがあり、

座った振り付けから素早く立ち上がったりまた座ったりと。

 

パク・ゴヌクのキリングパートセンターは大正解なんだけど、クム・ジュンヒョンのパート、サブボーカル1の割に、パートは少ない割に、難しい高音ファルセットが多い。何となく損なパートだった。

「숨겨도 숨길 수 없는 몇 가지 Like 기침과 내 마음」

膝まづいたジュンヒョンの背に座り、ここでラップをかますヒロト。全身ショットではなく、座ったヒロトの顔しか映してくれんし・・・

 

ダンスを全体で見たい人に。ダンスプラクティス版。

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サムネでは一番右端、黒いニット帽に白Tシャツがクム・ジュンヒョン。

でもEn Gardeはフイ、イ・スンファン、クム・ジュンヒョン、パク・ゴヌクのボーカルも、キム・ギュビン、ヒロトのラップもいいから、ボーカル聴きたさに自分はステージを見たくなる。

 

クム・ジュンヒョンチッケム

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改めて、チェ・ヨンジュンはよくこんな振付を思いつくな・・・

 

最近見ていてゲキはまった韓台サバ番「SCOOL」

このサバ番に審査員のみならず課題曲の振り付けにも大いに関わった、チェ・ヨンジュン率いる振付師集団Team Same。

その仕事っぷりに大いに興味をもって、改めてチェ・ヨンジュンのことをちょっと知りたくなったんだよね。

こんな記事を書いてます。

n-miharu.hatenablog.com

チェ・ヨンジュンの経歴を追ったKstyleのインタビューやEn Gardeでも印象的だった時計の針をかたどった振り付けなど、あの振り付けはどうやって生み出される?という謎に切り込んだ出演動画を紹介しています。

 

Team SameとTHE BIPSのダンスの違いは1MILLIONの10周年記念コンサートを見ると分かりやすい。

Team Same

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THE BIPS

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フォーメーションもありながら根がHIPHOPのTHE BIPSと演劇性ストーリー性があるTeam Same。Team SameがK-POPの振付にあっているのはこういうところなのだろう。歌詞と振付がリンクする。チェ・ヨンジュンの発想法とも繋がる。

 

 

 

En Gardeに話を戻すと。

Boys Planetの全てが終わってかなり経った今、En Gardeの歌詞と歌割りを振り返ると、偶然の産物のはずなのに胸を突かれる思いがする。

曲の半ばに、スンファン→フイ→ジュンヒョンと3人のボーカルが歌い継ぐボーカルの見せ場があるのだけれど、

 

상관 없어진 결말(無関係な結末)

만들어가는 결말(仕組まれた結末)

감내할 준비 된 아픔(痛みに耐える準備は出来ている)

 

このジュンヒョンが歌ったパートを引き取って

마땅히 받아들여(あるべき姿を受け入れる)

바람이 있기에(俺の望みにはそれだけの価値がある)

ここをゴヌクが歌うんだ。※歌詞は大分意訳しました。

 

Boys Planetというサバ番の籠の鳥。

台本があって、そのことに傷つくことも分かってて。

不本意な映され方が、そういう人なんだと多くの人に思われて。

それらと引き換えにしてでも叶えたい望みがある。

 

傷つくことが分かっていても、傷が痛まないわけではなくて。

傷ついたジュンヒョンを、自らも傷ついているゴヌクが支えて叱咤している。二人のそんな友情すら目に浮かんでくる。*1

 

 

パク・ゴヌクとクム・ジュンヒョンはBoys Planetの最後で道を違えることになるのだけれど、

n-miharu.hatenablog.com

En Gardeのこの部分を聴くと、TIOTのデビュー曲「Rock Thang」でジュンヒョンが作詞をした部分を思い出す。

(TIOTはライブが一番いいので敢えて公式PVではなく、歌い出しから気合いと声量はMax、ファンのかけ声も相乗効果でいいライブとなったKCON JAPANのライブ動画を)

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If you think I can not survive
(Not survive)
지켜봐, what I do, yeah
Heart is beating, now me worth it

 

護りたい夢。未だ夢のために戦い続けているその姿。

クム・ジュンヒョンの夢の続き。En Gardeの夢の続き。

見届けるよ、きっと。

*1:歌詞を知った後でこの部分の振付を見返すと、歌詞をよく汲んだいい振付だなと思う。ボーカル担当のクム・ジュンヒョンをセンターに隊形を組み、低い姿勢から痛みに耐えかねるようにガクッと膝をついた後、意志と希望を歌うパク・ゴヌクが頭をもたげる。En Gardeの全てをチェ・ヨンジュン一人で作った振付かは不明だけれども。