今年のKCON JAPAN出演アーティストビハインドまとめなど、しょーもないことに時間を費やすことに定評がある当ブログ。
また自分だけが楽しいことをやっていました。
TIOTの曲の振り付けは主にBICOとテフン(THE BIPS)がしているのですが、THE BIPSのYouTubeチャンネルを今まで見ていなかったのです。*1
TIOT「百戦無敗」
THE BIPS「百戦無敗」
TIOT「ROCK THANG」
THE BIPS「ROCK THANG」
TIOT「Moonrise」(公式ダンスプラクティス動画はないので、1カメ正面で撮っているファンカムを)
THE BIPS「Moonrise」
TIOT「The Long Season」(公式ダンスプラクティス動画はないので、Music Bank出演時のタワーカムを)
THE BIPS「The Long Season」
本当に色々と味わい深くないですか??
一番元の振りに忠実なのって百戦無敗なんですよ。ただミンソンのアクロバットはさすがにTHE BIPSは出来ないので、そのかわりに前進してエアフィストをかますのですが、立ち向かってやってやるぞという気概を見せるパートなんだなと思った。あと、サビのボクシングの振りもTHE BIPS版はない。
自分、ROCK THANGのイントロで、メンバーが縦列に揃って先頭のチェ・ウジンが手を差し伸べて空中を見つめる振りが好きなのですが、これってオリジナルにはないんだとビックリしたし、
The Long Season、THE BIPSはさすがにダンスがダイナミックで上手い。がしかし、そんなキレキレで踊るような曲じゃないよな?曲に沿って手先が綺麗で柔らかなダンスをしているTIOT素敵だなと思ったり。
見比べるとTHE BIPSの振りになくてTIOTの振りにあるアレンジが主に曲の解釈に拠ったものだということがよく分かるし、彼らが曲をどう解釈しているか、どの音を重視して音ハメをしているのかといった表現力もより分かる。非常に興味深い。
Boys Planetのコンセプト評価「En Garde」でチェ・ヨンジュンに怒られていたクム・ジュンヒョンを思い出す。
1:23~ぐらいから。
「ジュンヒョンは自分のパートのジェスチャーを確認したの?」
「振り付けをそのまま真似して自分だけのジェスチャーは作ってません」
「ジュンヒョン、一週間もあったよ。一週間も同じポジションだったのにジェスチャーをまとめてないの?」
今、TIOTではライブごとに違った表情を見せる彼。未だにこの時のことが身に沁みていて、ずっと覚えているのかなと思うことがある。彼の成長だよなぁ。
で、BIPS版とTIOT版の間に、彼らのクリエイティブな共同作業があることも伺えるのです。
多分これ、TIOTに振り入れをしている中で生まれたアイデアがたくさんあるのだろうなぁと。
実際に彼らと接して「こんなことも出来るんだ」という可動域や可能域を目の当たりにし、新しい振り付けを思いつく。
「ここの振りは〇〇が踊ると凄く映える」「この腕の反り、この背の反りが美しいからもうちょっと際立たそう」とか。逆に「ここ意外と映えなかったから、もうちょっとインパクトを足したい」とか。
「ここもうちょっと何かアクロバットとかできない?」「アクロバットですか?」と言いながら、キム・ミンソンがジャンプから腹這いになる振りをしていたビハインド動画があったはず。今思い返すとミンソンへの信頼も伺えるシーンだなと。*2
TIOTの彼らが一緒に作品を作る人たちにとって「こんなことをさせたい」「こんなことをしたらきっと似合う」といった、色んなことが出来る驚きとイメージが湧くような存在だったらいいなぁと思う。ひいてはそれがファンが彼らを見る時の楽しさに繋がっていくのだろうし。スタイリストさんが彼らを見てこんな衣装を着せたい→それを見たファンがこんな衣装も似合うの!?とか。
BICOさんを始め、彼らの良さをよく知っている人たちにこれからも振り付けをして欲しいという気持ちと、彼らを武者修行に出させて、つまり違う振付師集団と仕事をした後にTHE BIPSの振付に戻ってきて「こんな魅力もあったんだ」「こんなことも出来るんだ」と驚いて欲しかったりもしたり。中々悩ましい。