解散するバンドって、何で最後に一番いい曲を作るんだろう

ある日、「サマソニが終わると、自分の中では夏が終わったと感じるなぁ」とぼんやりと考えていて、「夏の終わりの三曲といえばコレ」みたいなのを考えてたんですよ。*1

 

 

夏の終わりの三曲

フジファブリック若者のすべて

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まあこの曲は有名なんですけど

ap bank Fes.でこの曲のカバーをやって原曲レイプだったミスチル、許さん)

 

くるり「Superstar」

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イントロのギターリフ、この曲を聴くとオアシスを聴きたくなる。

夏の終わりにモンバスで芝生に寝転んで聴きたい曲No.1。

 

そして、今でも大好きBEAT CRUSADERS「SUMMEREND」

SUMMEREND

SUMMEREND

  • provided courtesy of iTunes

music.apple.com

Apple Musicだとベストアルバム「VERY BEST CRUSADERS」は試聴部分が違う。ベストアルバムver.は歌い出しのAメロBメロが試聴可。この部分だけ聴くとレイドバックした感じで、自分はあんまり)

だめだやっぱ。こんなちょっとだけ試聴したって、この曲の良さが分かるわけがない。

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お子だった時はこの曲の良さが分からなかった・・・

年を取るとこの曲がほんと染みる。

試聴部分には残念ながら入っていないけれど、むせび泣くようなギターを弾いた吉村さんはこの世にもういないということも、胸が締めつけられる。

(だけどビークルApple Musicで聴けるって幸せな世の中。ビークルで一、二を争うくらい好きな曲「Have You Seen Her Happy?」もベスト盤に入っているなんて)

 

この「SUMMEREND」が収録されている、BEAT CRUSADARSのアルバム「popdod」。彼らの最後のアルバム。このアルバムを出して、彼らは「散開」した。

popdodにはビークルらしい明るい曲がたくさん収録されている。でも歌詞は悲しい。

彼らは直前まではっきりと言わなかったけれど、このアルバムが出た時に「ああ解散してしまうんだな」と、ファンの多くは分かったと思う。

 

解散するバンドって、何で最後に一番いい曲を作るんだろう。

 

 

Beatles「Let It Be」

原曲もう一々貼りませんけど、市川崑悪霊島」のラストでこの曲が流れるシーンが凄く好き。血の呪い、家の因習の日本の旧家ミステリーで最後に英語の曲が流れるって、市川崑はやっぱりモダンだな。

YouTubeに映画が全編丸々upされていて「えっ?」って思ったんですけど、ラストで流れる「Let It Be」は全然違う知らん人のカバーですからね。ちゃんとオリジナルの映画見てね。てか、今でもちゃんと流れるよな?差し替えられたりしていないよな?)

 

 

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ああもう本当に・・・張り詰めきった糸が最後に切れるような曲。

 

 

HUSKING BEE「摩訶不思議テーゼ」。彼らには珍しい日本語の曲。

「敢えて訳は言わない」という意味深な歌詞が入っているのだけれど、言葉にならなくとも、ああやっぱり彼らももう解散するしかないんだなと思わずにはいられなかった曲。

 

ハスキンの磯部と滅火器がコラボしてたって知らんかった。

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HUSKING BEE「欠けボタンの浜」、アジカンのカバーは名カバーなので聴いてね!!

 

 

2022/10/15追記。

話題になっていたスー・ルイチーのTHE FIRST TAKE。

BEAT CRUSADERSクボタマサヒコがかかわっていたらしい。

意外な繋がりだなー。

いいねの数が少ないのもちょっと複雑な気持ちだったり。自分が思っているよりもあんまり知名度がないのかな・・・(実はサウンドディレクションという仕事が何なのかよく分かっていない。制作進行?)

 

話ずれるんだけど、ルイチーの次にTHE FIRST TAKEに出そうな海外アーティストは誰かなーとソニーミュージックのサイトに見に行ったんだけどさ、

見にくい!!!!

もうちょっとさー、アーティスト名だけをダラダラ並べるんじゃなくてさ。

アーティスト名だけ並べられても、どういう人なのかさっぱり分からんじゃん!!

とにかくIVEは次出そうだなと思ったw

 

ハリー・スタイルズもTHE FIRST TAKEに出ているんだよ!知っていると思うけど!

www.youtube.com

公開四か月で670万PV。THE FIRST TAKEというコンテンツと、色んな国の海外チャートでずーっと一位にいる人の割には、やっぱりこの再生数は少ないよなぁ。1000万PVいかないというのは。

日頃洋楽を聴いている人のタイムラインは随分と違うんだろうが、自分の周りでは全然話題になってなかった。

*1:韓国のラップサバイバル番組Show Me The Money。今年もSMTM11のプロデューサー陣が発表され始めましたが「SMTM開催が発表されると冬が始まったと感じる」というツイートを見てさすがに笑った。