レイハラカミのことは以前こちらで少し書きました。
レイハラカミのアルバムは、まずファーストアルバム「Unrest」とラストアルバム「lust」が自分の中では同率一位。
次いで僅差で「Red Curb」「レッドカーブの思い出」「天然コケッコー サウンドトラック」が同率三位。
「あさげ/ゆうげ」「わすれもの」は、いい曲も入っているけれどレイハラカミのファンが聴いたらいいかな。
「Opa*q」だけはピンと来なかった。
「くらやみのうた」「Yanokami」「ひろい世界とせまい世界」は未聴、って感じ。
レイハラカミの曲だと「lust」に収録の「owari no kisetsu」が語られることが多いけれど(レイハラカミの歌もいいよね)
「lust」一曲目に収録の「long time」を。
短い曲なのですが、映画「モテキ」での使われ方、rei harakami「long time」→くるり「東京」→Tokyo No.1 Soul Set「ヤード」の繋ぎが神がかっていた。この三連コンボほんと神(この映画、正直ここで終わってよかったw)
このサイトの紹介がよかった。時系列順+エピソードで紹介している。
TOKYO No.1 SOUL SET「ヤード」、当時スペシャでPVをよく見ていたけれど、YouTubeに公式音源ないんだね。Apple Musicにもない。
(まぁ、映画「モテキ」自体には色々言いたいことあるけど。麻生久美子はミスキャストとか、ラバーソウルの無駄使いとか、キスシーンいらんやろとか、正月2日目深夜に何でこんな暗い映画見てしまったんだ自分とか)
タワーレコードの機関誌「bounce」に掲載されたインタビュー。
インタビュー自体は2009年のもの。インタビュアーは小田島大さん。
早逝することを自ら分かっていたかのような内容に、今読んでも震える。
――『lust』はご自分でもすごく納得のいく仕上がりだということですが……。
ハラカミ いつ遺作になっても問題ないっていう。
(中略)
……いつも思うのは、すごく地味な、すぐ寝れる音楽を作りたいなと(笑)。それは結構いつでも思ってますね。気がついたら終わってて、「もう一回聴こう」ってなるような。「また寝ちゃったよ!」みたいな(笑)。授業がつまんなくて眠いとか、そういうのじゃなくて。
――子守歌みたいな。
ハラカミ うん。気がついたら気持ちよく寝ちゃった、みたいなことはいつも考えてますね。
本当に、眠るように静かに、足早に逝ってしまった。享年40歳。
東日本大震災の年に亡くなったんだよね。
自分が東北に旅行することはもしかしたらもうないかもしれないけれど、レイハラカミのアルバムは結局、折に触れては今も繰り返し聴いている。
レイハラカミのアルバムを聴き直すと、彼が亡くなった年は東日本大震災が起きた年だったなぁと思い出す。
初夏の暑くなってきた寝苦しい夜にレイハラカミの曲をかけると、ちょっと涼しくなった気がして、よく眠れる。